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(1)終わりのはじまり

 昨日は、管理しているホームページのプログラムがコケる特異日でした。楠木誠一郎さんのサイトを更新するときには、自作のBASICプログラムがコケ(これはテキストのフォーマットの関係)、つい先ほどまで管理人をしていた「漫画原稿を守る会」の掲示板のプログラムを修正している途中に、キーをひとつ余計に押したミスで、しばらく書き込みができなくなったり(こちらは原因が判明するまでに1時間以上かかった)。おかげで「漫画原稿を守る会」に関する体験リポートの執筆も遅れてしまいました。

 というわけで、こちらのBlogで極私的「漫画原稿を守る会」体験記を書かせていただきます。

■第1回 終わりのはじまり

 ちらりと自分のサイトの日記で確認したのですが、「漫画原稿を守る会」のホームページに関わった最初は、昨年の7月19日でした。川島れいこさんのところで作成したホームページが、きちんと見られないという苦情が多くて……とのことでSOSの電話があり、ホイホイとファイルの修正を手伝ったのが最初です。そのときは、こんなに深入りするつもりはありませんでした。マンガは現役でもなかったし、いまのご時世では、原稿料が未払いになったり、マンガの原稿が売られても、少しもおかしくないのでは……と思っていたからです。

 ちょっと考えが変わったのは、古書店社長やマンガ評論家の人たちのコメントを目にするようになってからでした。「マンガ家が子供だから」という声に、元マンガ家として少しカチンと来たことがひとつ。そしてもうひとつ、8月10日に、30年前、ぼくが駆け出しマンガ家だった時代にアシスタントを務めてくれていたKというマンガ家が、脳出血で倒れたことにありました。

 元アシスタントといっても、もう50歳。40歳くらいまでは雑誌や単行本の仕事もあったのですが、地味で良心的な作風が災いしたのか、次第に仕事も減少し、最近は、ビルの清掃で生計を立てながら少しばかりのカットの仕事をするような状態でした。近所に住む友人のマンガ家夫妻が救急車につきそって病院まで行ったのですが、出血がひどく、危篤状態でした。こちらもあとから駆けつけたのですが、親族でなければ手術の可否も決められないとのこと。奇跡的に出血が止まりましたが、出血箇所が悪く、左半身は完全に麻痺。意識もあるようなないような状態でした。病院側の説明では、もし一命をとりとめても、一生、病院か施設から出られるような状態にはならないだろうとのことでした。

 実は、昨年、病に倒れた元アシスタントは2人目でした。1月には脳梗塞で1人のマンガ家が倒れましたが、彼のほうは麻痺が残ったものの、症状も軽く、また家族もいたので、その手助けを受けてリハビリを繰り返し、なんとか鉛筆で絵を描けるまでには復帰しました。その鉛筆の絵をコピーに取ったものを原稿にして、なんとかマンガ家として復帰できたのです(倒れる前に連載をしていた媒体では、リハビリの励みになるようにと、かわりのマンガ家を立てることなく、彼の復帰を待ってくれました)。

 それにしても1月に1人、8月に1人、元アシスタントが倒れ、ぼくは穏やかではいられませんでした。3年前、50歳で生まれて初めて受けた健康診断で(マンガ家の健康管理なんて、こんなものです)高脂血症と判定され、このままでは10年ももたないと医師から脅されたこともあって、30年間吸っていた煙草をやめ、ウォーキングに水泳にとダイエットに励むようになっていたときだったからです。もし、健康診断を受けていなかったら、元アシスタントたちと同じような状態に襲われていたかもしれません。

 それにつけても見ていてつらくなったのは、8月に倒れたKのほうです。ほとんど植物人間のような状態で、わずかなマンガ仲間以外には見舞う人もなく、それでいて、ぼくも含めたマンガの仲間は、見舞いに出かけるたび、「明日は我が身……」という恐怖感に襲われ、その日はまるで仕事になりません。

 マンガに夢をかけて西日本から上京し、次第に仕事を失いながらも、それでもアルバイトをしながら、持ち込みをしたり新人賞に応募したり。その挙げ句にこれでは、彼のマンガ人生は何だったんだ……という気持ちになるのも当然でしょう。これもある意味、典型的な「マンガ家の姿」なのです。

(かつては売れっ子だったのに、四畳半一間のアパートで死んでいたのが発見されたマンガ家さんも2人ほど知っています。片方のマンガ家さんが亡くなったときは、葬儀にも行きました。かつて担当だった編集者を含め、会葬者が10人もいない寂しい葬儀でした。一見華やかに見えるマンガの世界には、こんな現実がいくつもあるのです)

 自分の仕事も忙しかったので、手伝いは、そこそこにしておくつもりでした。そう、そこそこ……のつもりだったのです。

 ホームページの管理も引き受けて、サイトを引っ越したのが9月7日の日曜日。川島宅に出かけ、あちらのサイトから新サイトに移行する自動ページ切り替えファイルを設定しに出かけたとき、明日、「漫画原稿を守る会」の記者会見をするから出席してくれないか……と頼まれたのです。ホームページ管理人として、記者会見の速報をするためなら……ということで出席をOKしたのですが、そこでなにげない質問をしたのがきっかけで、驚愕の事実を知ることになったのです。

 〈以下次号〉

(なんか、あざとい引っ張り方だなあ。とりあえず他人様に迷惑をかけない範囲で連載は終了まで続けますので)


※この「漫画原稿を守る会」顛末記は、5月9日に閉会した「漫画原稿を守る会」の掲示板で約束させていただいた、すがやみつるの「漫画原稿を守る会」との関わりを、極めて個人的な観点から書かせていただくものです。何か、意見、質問などありましたら、コメントしてください。



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コメント

なぜか、もじばけしています、すみません。


ほんと、ばけてますね。

けいじばんまくひき、めーるまがじん、めーるのへんしん、ありがとうございました。
れんさいたのしみにしています。


スタイルシートの.comment-xxxxxの部分、もしくはtextareaに、日本語フォント(font-family:"Hiragino Kaku Gothic Pro", "ヒラギノ角ゴ Pro W3", "Osaka","MS Pゴシック", georgia,palatino, arial, sans-serif;)が指定されていないと化けるみたいです。(正確な部分がどこかは、私もMovableTypeと、そのスタイルシートを勉強中なのでなんともいえませんが…)
と、ここまで書いて気づいたのですが、Windowsでは入力時に化けていないようなので、MS Pゴシックを指定している個所にOsakaを追加で指定しておけば最低限okじゃないかと思います。


>高室さん、yodoさん、takeshiさん、いらっしゃいませ~!

 皆さん、Macなんですね。了解しました。スタイルシートを修正してみます。

 このBlogは自分でMovableTypeをインストールしたんですが、スタイルシートの表示で少し思うようにならないところがあって、自分でかなり作り替えてしまいましたが、その関係かもしれません。

 遅れましたが、「漫画原稿を守る会」ホームページではお世話になりました。


 テンプレートやスタイルシートを確認したら、フォントの種類を指定してあるのは英文半角文字だけでした。この中の「sans-serif」というフォントがMacのブラウザに悪さをするようでしたので、以下のサイトのアドバイスに従って修正してみました。ご確認いただければ幸いです。

http://www.shtml.jp/mojibake/font.html

 以前、1日に数十万ヒットもあるサイトの運営をしていたときは、すべてのパソコン、ブラウザの環境でキチンと見えることが求められていたもので、Macでも確認していたのですが、最近は、そこまでの手間をかけなくなっておりました。Macも粗大ゴミに出してしまったし(^_^;)。

 これでも日本で最初にMacで描いたマンガを雑誌に発表した人です。1984年の「週刊ポスト」でした。使ったのは借り物の初代Mac。翌年にはメモリーが1MBになったMac+を買い、これで「日経パソコン」に4Pのマンガを連載しました。49万8000円なりで、レーザーライターIIというレーザープリンターが120万円くらいでした。雑誌はA4サイズだったので、1Pを4分割してプリンターに出力し、それを貼り合わせて1P分の原稿にしました。ですから4P分のマンガを描くのに、実質上、16P描かないといけない。その大きさから縮小して、やっと見られる密度の濃さになりました。

 こんな作業をマウスだけで描いていたんですから、いま考えると、我ながらスゴイ(笑)。でも、原稿料は4P分でしたし、小さなモニターと睨めっこして描いていたら、毎回、眼精疲労で目がボロボロ。アシスタントも休ませて1人でやっていたのですが、これでは効率が悪すぎてやっていけないので、泣く泣く連載をやめさせてもらいました。

 よけいな余談ですみません。


すがや先生こんばんは。「守る会」の方では本名(佐藤勉)でお世話になってました。
「守る会」では本当にお疲れさまでした。色々と大変だったと思います。
顛末記、これから楽しみにしています。渡辺先生の本と合わせて、いったい何が会であったのかじっくりと読み続けて行きたいと思いますのでよろしくお願いします。
なお私のHPでずっと「守る会」のバナーを張って賛同者を募っていましたが、閉会と同時に閉会のお知らせと、ここの紹介をTOPページにてリンクさせていただきましたので、どうかご了承願います。
それではお仕事頑張ってください。失礼します。


>あらいさん

 ようこそ!

 リンクの件、了解しました。といってもリンクについては完全にフリーです。リンク無断が原則ですので、ご自由にどうぞ。

 これからもよろしくお願いいたします。

 ところでMacの方、文字化けは大丈夫になりました?


だめみたいですー


>yodoさん

 Blogのトップページが、もう化けているんでしょうか?

 それとも書き込み用の四角いエリアの部分でしょうか?

 自分で確認できないもので、お手数かけてすみませんが、教えていただければ幸いです。



 とりあえずフォントの指定を全部はずしてみましたが、これでもダメでしょうか?

 ブラウザは「Safari」ですか? それとも「Internet Explorer」ですか?


すがや先生、本当にお疲れ様でした。
漫画原稿を守る会の掲示板の捌かれるのは、本当に大変だったですね。
でも、先生の対応のすばらしさにいつも感動をしておりました。
とても、参考になりました、ありがとうございます。

今は、私はWinから書き込んでいますが、Macからだと書き込み用の四角いエリアの部分だけ、文字化けしております。
お知らせをしておきます。


おはようございます

おうばさんのいわれるとおり、しかくいえりあがもじっばけします

ぶらうざは、えくすぷろーらです。


 文字化け対策のご協力、ありがとうございます。

 テキストエリアという部分の文字化けですが、これもブラウザのバグのようです。とりあえず対策してみたつもりですが、いかがでしょう?


直りました。
あらためて、観客席に座りますので、よろしくお願いいたします。


>yodoさん

 ありがとうございました。結局、takeshiさんのアドバイスのとおりで直ったようです。ブラウザの問題かと思ったのですが、BlogソフトのMovableTypeの日本語化に関わる問題だったようです。スタイルシートは使っていなかったので、あらためて「textarea」の部分に「style」でフォントを指定しました。

 これで連載の続きに戻れます(^_^;)。


こちらは、まだだめみたいです
もしかするとこちらのぴーしーに
もんだいがあるのかもしれません

おきずかいありがとうございます。
しつれいいたしました


文字化け、直ったようでなによりです。実は私もこの連休に同様の個所でハマったばかりなので…。


>takeshiさん

 おかげさまで直ったようです。ありがとうございました。

>高室さん

 たぶんキャッシュに古いデータが残っているせいだと思われます。

  IE>環境設定>Webブラウザ>詳細設定>キャッシュ

 この手順でキャッシュをクリアしてみてください。


何とかなりましたです、御教示有り難うございました。
やはりキャッシュの問題で有りました。
御心配をお掛けして、申し訳有りませんでした、
これからは読者として宜しく御願いいたします。



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